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窓ガラスコーティングの施工期間はどのくらい?施工にかかる適正な期間と流れを解説!

窓ガラスコーティング 施工期間

窓ガラスコーティングとは、住居や車両になどに使われている窓ガラスに対してコーティング剤を塗布し、その耐久性を高める施工です。窓ガラスコーティングは塗装と同じように塗布する時間のほかにコーティング剤の吸着及び乾燥にもある程度の時間を要しますが、一般的にはどれくらいの施工期間がかかるものなのでしょうか。今回は、窓ガラスコーティングの施工にかかる期間について、必要な作業工程も含めて解説していきます。

1.窓ガラスコーティングの目的と仕組み

窓ガラスコーティングの主な目的は、窓ガラス表面に対してコーティングを施すことで窓ガラス自体の耐久性を高めることです。窓ガラスコーティングに用いるコーティング剤は液状となっており、窓ガラス表面に塗布することで表面の傷や細かい凹凸に浸透・吸着したうえで、非常に薄い膜を形成します。

この膜が乾燥することで硬化し、硬化の過程で徐々にその硬度を高めていくような仕組みになっており、窓ガラスコーティングを行うことで耐久性が飛躍的に向上する効果が期待できます。

2.窓ガラスコーティングの施工は、戸建てやマンションでの施工であれば1日あれば終わる

一般的な戸建て住宅やマンションの施工であればおおよそ1日あれば終わりますが、コーティング剤を手作業で丁寧に塗っていくので、必ず終わるとはいえません。また、ガラスの面積や作業環境(作業スペースや家具の位置・カーテンの有無・ガラスフィルム剥離作業の有無など)によって施工期間は異なるともいえるでしょう。

なお、1日の施工量は職人1人あたり20㎡~30㎡程度です。一般的な戸建て住宅やマンションなどではそこまで広いガラス面積は持たない場合が多いので、余裕を持って見積もっていけば安心でしょう。

3.窓ガラスコーティングには乾燥時間が別途必要

注意しなければならないのは、窓ガラスコーティングには「乾燥時間」が別途必要になることです。特に表面が乾燥するまでの時間は細かいチリやホコリの付着を防ぐために、室内への出入りをご遠慮いただく形になります。

コーティング後の表面乾燥時間は季節や天候・湿度により多少の前後はありますが、目安としてはおおよそ1時間~3時間程度です。表面乾燥が完了すれば室内への出入りは可能になりますが、コーティング被膜が最大硬度まで硬化するにはコーティング後24時間以上必要になるのでご注意ください。

塗装も同じですが、コーティングはこの「乾燥時間」こそが大切になってきます。液体のコーティング剤を塗布し、表面に吸着させたのち、乾燥時間を置くことでしっかりと被膜が形成されるからです。そして徐々に硬化していくに伴い成分が強固に結びつき、硬度が強化されます。

4.窓ガラスコーティングの大まかな流れとは

窓ガラスコーティングの際、まずは「現地調査」から入るのですが、これは現在使用されているガラスの種類や施工対象となるガラス面積、サッシの有無などを確認する作業になります。そして、現地調査後はガラス面積に対する「熱割計算」を行っていきますが、どれも重要な作業になるため、入念なチェックが欠かせません。

熱割計算とは、「熱割れ」がどの程度のレベルで発生するかを事前に把握するための計算になります。「熱割れ」とは、窓ガラスの中でも日光があたる部分と、サッシなどで覆われていて冷めている部分の温度差が原因となって窓ガラス表面にひび割れなどの破損が起こってしまう現象のことを指し、なるべく避けなければいけません。

「熱割れ」の原因となるのは、上記の温度差と比例して増す「熱応力」といわれています。窓ガラスの一部が直射日光によって温められるとその部分は「膨張」しますが、日陰になっている部分は温度が変わらないので、変形もなくそのままの状態が維持されるのです。熱応力とは、この膨張している部分が変形のない部分による拘束を受けることで発生する力のことであり、熱割計算とはそのような力の程度を導くものになります。

熱割計算が終わったら施工場所周囲やガラス周囲をマスキングテープで「養生」し、施工場所以外の場所にコーティング剤が付着しないように防備します。また、施工前に窓ガラス表面の汚れや油膜、コーキングの残留物などを綺麗にクリーニングすることも欠かせません。これらの作業の後に施工を行っていきます。

施工は塗りと乾燥にわかれ、塗りが終わったら乾燥させていきます。その際に紫外線計測といってコーティング後にどの程度紫外線がカットできているかをきちんと計測して終了です。

5.まとめ

以上、窓ガラスコーティングの施工期間について、大まかな目安や施工の流れなどを一通り解説しました。窓ガラスコーティングは、液状のコーティング剤をきちんと吸着させ、それを硬化させることでその多様な効果を発揮します。そのため、施工前の汚れ取りと施工後の乾燥こそが施工の肝であり、施工時の環境構築は慎重に行わなければなりません。

窓ガラスコーティングをはじめさまざまな塗装工事を手掛ける「株式会社コーティングワークス柳平」は、若い会社ながら経験豊富なスタッフが揃っており、安心安全な施工を心がけております。富山県で窓ガラスコーティングをお考えの際はぜひご依頼ください。

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